寄稿「コミュニケーションから得たこと」 廣田 七海(2019年度卒業生)
2021.11.22更新
大分県立芸術文化短期大学の在学生や卒業生、ならびに教職員の皆様、このたびは創立60周年を迎えられまして、誠におめでとうございます。
私は現在、株式会社トキハで勤務しています。在学中の2年間は、多くの方々との交流を通じて貴重な経験をさせていただきました。心理学や社会学等、多くの講義を受講しましたが、その中でも印象に残っているのはサービスラーニングと秘書検定講座です。
秘書検定講座では、敬語の使い方や挨拶の仕方、社会人としての心構えをみっちり学びました。資格試験にむけて友人と昼夜問わず実技の猛練習を重ねたことが思い出です。お辞儀の角度や敬語の使い方、面接・接客で活かせる所作等を細かく学ぶことができたため、就活やその後配属された売場でも堂々と活動することが出来ています。
地域に密着した活動を行うサービスラーニングでは多くのことに挑戦する機会をいただきました。1年時には、大分青年会議所主催の学生イベントに参加しました。企画から携わって作り上げたハロウィンのイベントで、仮装をしてステージに立った時のわくわくと緊張は今でも忘れられません。また、県内の大学生や社会人が集まるこのイベントで自ら交流を重ね、異業種の方々からのお話を聞くことができました。四年制大学へ編入を考えていましたが、地元愛の強い皆さんの一員に私もなりたいと強く思うようになり、地域に密着した企業への就職を決意しました。
芸文短大は2年間と短い期間ですが、自分の行動次第では大変濃い2年間を過ごすことができます。1年生から主体となって参加できる活動や、人前に出て発表する機会も多くあります。何をしようか将来に不安を感じている人でも、まずは動き出すことが大切です。先生方は、気軽に相談できる身近な存在であり、必ず背中を押してくれます。私も芸文短大で過ごした日々を忘れず、これからも精進していきます。
最後になりますが、今後の芸文短大の発展と皆様のご活躍を心より祈念しております。
廣田 七海