寄稿「コロナ禍での学生生活」　2021年度学友会長　　後藤　玲奈

　この度は創立60周年を迎えられまして、誠におめでとうございます。

　思い返せばこの2年とても短いものでした。満開の桜が美しかった入学式の頃が、つい先日のように思い出されます。

　私達の代はコロナの影響を受け、授業の受講体制が変わったり、課題の提出方法も変わったりと、たくさんの事が変わりました。

　学生の姿が見えないキャンパス内、顔を知らない同級生、マスクでどんな顔かわからない先生や友達。こうして振り返ると大学生活１年目はなんだかシンとしていて寂しいキャンパスライフだったように思います。

　そんな私の1番の思い出は、１年ぶりに開かれた対面形式の芸短祭です。当日はガヤガヤとしていて、出店の前で弾き語る人、風船を持って歩いている学生、参加してくれた皆の楽しそうな顔、あんなに学生がキャンパス内に集まったのは久しぶりだったのではないでしょうか。出店やステージには多くの人が有志で出場したいと希望してくださって、とても嬉しくなりました。皆さん出店物やステージ発表のクオリティが高く、私も手作りの素敵なアクセサリーを買ってしまいました。

　ここまで楽しい芸短祭を開催できたのは、学友会の皆さん並びに参加者の方、教員の方、事務局の方のおかげです。この場を借りて改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

　対面で行おうと頑張って準備してきましたが、去年はオンライン、今年は対面ということで分からないことが沢山ありました。つまずいたり、間違ったり、右往左往しながらではありますが、先生や学友会２年生、1年生の力を借りながらなんとか実現できました。

　本当にいい仲間たちに恵まれたなと思います。私自身忙しく、大分と福岡を行ったり来たりしていたので会議に出席することが難しかったのですが、代わりに仕事を引き受けてくれたりと、支えられる場面がたいへん多く、とても感謝しています。芸文短大に入学できてよかったなと、心からそう思います。

　最後ではありますが大分県立芸術文化短期大学の益々のご発展を心からお祈り申し上げております。本当にありがとうございました。

2021年度　学友会長　後藤玲奈
（情報コミュニケーション学科　2年)

写真：2021年芸短祭にて