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寄稿「何事にも挑戦をする心」 木藪 守(2013年度卒業生)

2021.7.12更新

 私は今、別府市内のホテルに勤務しています。 コロナウィルスの影響で海外のお客様はもちろん、日本人のお客様も非常に少ない状況ですが、2年前は、平日に宿泊されるお客様の4割が海外の方でした。 今では接客をする際、自然に英語を使っていますが、芸文短大在学中には海外の人と上手く会話ができず、もどかしい気持ちになる機会がありました。

 1つ目は、2年生の夏頃にアメリカのハーバード大学の学生と交流をさせていただいた時。私のゼミの友人は英語の能力がとても優れていて、不自由なく英語で会話を楽しんでいました。

 そして2つ目は、大分国際車椅子マラソンのボランティアに参加した時。 スタッフの方と一緒に、海外選手の補助をさせていただいたのですが、言語によるサポートが上手くできず、自分の勉強不足に苛立ちを覚えました。

 この経験をすることで、私は海外の人と話せるようになりたいと強く思うようになり、その気持ちを糧に在学中に英検2級を取得する事ができ、それが自信に繋がりました。

 また、勉強をして試験を受けることも挑戦だとは思いますが、それよりも大切なのは実際に会話で使うことです。

 私は芸文短大で出会い、今でも連絡を取り合う大切な友人がいます。彼は努力家で、さまざまな事に挑戦をする人なので、私はいつも刺激を受けています。1人で東京のゲストハウスに泊まった時には、海外からの旅行者と仲良くなった、一緒に飲んで盛り上がったという話を聞き、驚かされることもありました。自信があるからやるのではなく、自信を得るために失敗を繰り返し自信に繋げることが大切なのだと痛感しました。

 私自身も、宿泊される海外からのお客様にも積極的に話しかける事ができるようになりました。 短大の2年間という、決して長くない時間ですが、たくさんの物を得ることができて、刺激を受け、将来を決めるきっかけを見つけることができました。

 在学されている皆さまには、ぜひあらゆる事に恐れず挑戦をしていただきたいです。

木藪 守