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寄稿「2年間の思い出」 竹本 悠斗(2020年度卒業・専攻科造形専攻1年)

2021.8.16更新

 2019年の4月に美術科に入学し、ひとつの夢だった彫刻を学べる環境ができました。入学当初は、初めて行く町での一人暮らしなどとても不安でした。また将来のことや学校生活のこと様々な不安がありとても緊張していました。ですが美術を学び始めてからは分かり合える友達もでき、一緒に考えたり相談しあったり試行錯誤していく中で、人との繋がり、助け合い、優しさや感謝の気持ちを学びました。美術だけではなくサークル活動でも学生同士が触れ合う機会がありました。七夕祭や芸短祭があり、少ない期間でバンドを組んでステージで歌ったり、芸短祭ではサークルごとに出店をして唐揚げや焼き鳥、焼きそばを提供したりして、イベントを自分たちで計画を立て実行するなど楽しいことがたくさんありました。1年生の後期に先輩たちが卒業制作展の1ヶ月前からバタバタしているのを見て、来年の僕たちも大変だなと少し不安になりました。先輩たちの卒業制作展の後、2ヶ月間ある春休みは毎日学校で朝6時から夜の21時までずっと制作をし、夜はバイトをしてハードなスケジュールでしたがとても充実した春休みとなりました。2年目が始まり卒業制作展に向け前期の課題を制作していました。大変な1年でしたが、その中でも制作できる環境を作ってもらったことに本当に感謝しています。卒業制作展が迫ってきて何を作ろうか迷っていましたが、友達や先生の助けもあり今までで一番良い作品ができました。芸短での友人との出会いや、先生方との出会いが自分の将来に大きな影響を与えてくれました。短大に入って僕は絶対に意味があったと思えました。専攻科も入学できたのでこれからも日々自分の将来に向けて努力していきたいと思います。

 

(写真)「林檎」2020年度卒業制作展作業風景と作品

竹本 悠斗
2020年度美術科美術専攻(彫刻)卒業
(現在専攻科造形専攻1年 在学)