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Epistula Vol.61「人に評価されるものとは何か」(2020年12月10日)

学長コラム 生きる欣(よろこ)び 「人に評価されるものとは何か」

Epistula Vol.61(2020年12月10日付)掲載

 人の感覚で判断されるものほど評価が難しいものはないと思います。音楽、美術、映像、料理など五感に訴えるものは全てそうです。ミシュランガイドやフィギュアスケートの祭典など数量化しようという試みはありますが、私の料理に関する経験から言えば、時間軸、平面軸の全てからみて肯定できるものはありません。

 それでは全くないかというとそうではなく、料理で言えば、長い時間と多くの人に楽しまれてきたものは、少なくとも私の舌を納得させるものばかりでした。東京で百年以上の歴史のある和食、洋食の店はどれ一つとして外れはありませんでした。一時はマスコミにもて囃されたお店が数年すると消えてしまっている例が多いのと好対照です。多数の人の舌が最も良い試験官なのです.これは地方に伝わる郷土料理に繋がります。

  •  殊更に奇を衒(てら)うではなく、生まれついた自分自身の体の中や育った環境から作り出したものが自分の周りの人を喜ばせることができれば、それは長い年月の間、世界中の多くの人を喜ばすことができるものへの第一歩だと思います。重要なことはお金を儲けようとか有名になろうとすることではなく、「皆の喜ぶ顔が見たい」ということだと思います。