集中講義「文化ビジネス実習」を開講しました

2016.09.21

 今年度より国際総合学科の集中講義のひとつとして「文化ビジネス実習」(担当:山口祥平講師)を、8月22日(月)~24日(水)の3日間にわたり開講しました。

 外部講師に、アーティストグループ『目』の南川憲二氏と荒神明香氏をお招きし、芸術文化事業の企画立案演習をワークショップ形式で行ないました。最終日には、学外よりゲストをお招きし、学生たちによる企画提案の講評会を実施しました。

 集中講義期間中には、ワークショップと並行して、堀政博氏(大分県芸術文化スポーツ振興局)と種木悠二氏(NPO法人BEPPU PROJECT)をお招きし、大分県の芸術文化事業についてご講演いただきました。堀氏より大分県における芸術文化事業の概況について、種木氏より芸術文化事業の実施と現場運営についてお話しいただき、大分の芸術文化に関する知見を高めました。

 企画立案ワークショップでは、多くの学生が初めて取り組む内容となりましたが、南川氏と荒神氏の丁寧なサポートにより、様々なアイディアが提案されました。
 

 最終日には、講評会として、学外より様々なゲストにお越しいただき、学生たちが企画発表を行いました。ゲストからは独創性、実現性などの視点から質問をいただき、活発な議論でき、学生たちにもたいへんよい刺激になりました。南川氏の「たった1枚の企画書で、世の中が動くことがある。その可能性に挑戦する楽しさを感じ取ってほしい」という言葉が印象的でした。

 講評会にお越しいただきました下記の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

堀政博 (大分県企画振興部芸術文化スポーツ局芸術文化振興課)
三浦宏樹(公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団 参与兼アーツラボラトリー室室長)
福井海世(公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団 アーツラボラトリー室)
佐藤栄介(大分市商工労働観光部 商工労政課)
河野圭佑(大分市商工労働観光部 商工労政課)
(順不同・敬称略)


 



※アーティストグループ『目』とは、2012年に発足した南川憲二氏、荒神明香氏、増井宏文氏の3名による現代芸術活動チーム。街ごと異化させる長期継続作品を発表・構築中。鑑賞者の「目」を道連れに、未だみぬ宇宙の果てへ、直感的に意識を運ぶ作品を構想することを目的としたグループです。