竹田市下本町まちなみ景観を楽しむフェスタに参加しました

2015.06.23

 

 サービスラーニングで6月7日(日)、竹田市下本町の第10回まち交大賞まちづくりシナリオ賞受賞記念イベントに、学生19名が参加しました。城下町再生リレートークに参加、竹田のまちづくりについて聞きました。竹田ちゃんぽんをいただきました。様子はツイッター#taketam・フェイスブックページ「たけたみつけた」で検索してみてください。

 竹田産の野菜を麺が見えないまでのせた竹田ちゃんぽん、昼食でごちそうになりました。城下町再生リレートークは第10回まち交大賞まちづくりシナリオ賞受賞記念で実際に活動に携わった方々のお話を聞きました。まちづくり竹田株式会社統括マネージャー、竹田商工会議所中心市街地活性化事業・副会頭、岡城歴史まちづくりの会、下本町通り会、竹田町商店街振興組合、まちづくりコーディネーターなど、多くのみなさんに竹田の城下町再生事業の生の声を聞くことができました。
 

 

<参加学生の感想>
 

◆地元の方から貴重な情報を聞いて発信

情報コミュニケーション学科1年 渡邉りさ
 

 私が今まで参加してきたサービスラーニングは、清掃活動が多かったので情報発信という内容を聞いて実際にどのような活動を行うのかが気になり今回参加したいと思いました。また、私は将来生まれ育った大分県で地域社会に貢献したいと考えています。大分県を今以上に盛り上げていくには、“情報発信”という手段が必要不可欠だと私は思っています。ですから、どのように情報発信をしたら、それを見たり聞いたりした人がその土地に行きたくなるのかということを知り、それを自分のものにして将来にいかしたいと思ったので今回この活動を選びました。

 芸短大からバスで竹田まで行きました。竹田に到着してからは、式典を見たり、「まちづくりシナリオ賞」の受賞記念のリレートークに参加して、どのように城下町を盛り上げていくかという今後の目標や計画を教えていただきました。地元の方々が元気になり、そして観光客に楽しんでもらえるまちづくりをしたいというお話が印象的でした。また、よりよいものにしていくためにお店側とお客さんが手を握り合えるような濃い関係を築いていくようにするためにも、四季それぞれ新しいものに変えていくという例が、とても想像しやすかったです。

 それ以外の時間は、竹田にある神社やパワースポットを巡ったり、竹田でとれた新鮮な野菜を使ったちゃんぽんや、竹田で有名な出来立ての三笠野や、おしょうゆソフトなどを食べました。そして、それらの写真をTwitterやFacebookに投稿して情報を発信しました。竹田ならではの素晴らしい場所を巡っている中で、商店街の方々とコミュニケーションを図りました。実際に、竹田の街に住んでいる方のお話を聞くことで、住んでいるからこそ知っている景色がきれいな場所や、美味しいお店などを教えてもらうことができました。

 最近は、情報化社会であるため、インターネットなどの情報にたよってしまう人も多いかと思うのですが、実際に地元の方とお話をしてネットでは分からない情報もたくさんあったので、そのように地元の方から聞いた情報も今回私たちがしたようにTwitterやFacebookを活用して情報を拡大していくべきだと思いました。竹田の魅力の詰まった情報を提供したかったのですが、慣れない土地であったため自分たちではどこがいいのか分かりませんでした。しかし、勇気をもって地元の方々にお話を聞いてみるとたくさんの素晴らしい場所を教えていただくことができました。このことから、人と人との繋がりの大切さがよく分かりました。今後も、あいさつから人と人との輪を広げ、誰とでもコミュニケーションを図れる人材になりたいと思います。

 地域ビジネス論で、地域にどのように再び人々を呼び寄せて盛り上げていくのかということをあらゆるテーマで学んでいるのですが、先日学んだようなことが「まちづくりシナリオ賞」受賞記念のリレートークで話されていたので、学んだことを深めることができました。竹田の歴史のある土地をいかすサブカルチャービジネスは、先日地域ビジネス論で学んだばかりだったので、実際にどのような企画を計画されているのかということを知るチャンスとなったので、お話を聞いていて計画の一つ一つの発想が面白かったです。なかなか、このように間近で聞く機会がないと思うので、勉強になりました。

 私は将来大分の行政に携わり、地域社会に貢献したいと考えています。今、地域系の内容の講義をいくつかとっているので学びを深めていきたいです。どのように工夫したら人々にその土地の魅力を伝えることができるのか、そしてどのように大勢の人々を呼び寄せることができるのかということをさらに学んでいきたいです。大分県も高齢化が進んでいますが、活気のある街にするためにも将来はこの芸短大での二年間で学んだことをいかして、盛り上げていく担い手として活躍していきたいです。今回、この情報発信のサービスラーニングに参加して情報発信の大切さを再認識できました。また、竹田市の市長さん方の「竹田市を再び活気のある街にしたい」という熱意に感動しました。私は、将来行政に携わって大分を活気のある街にしたいと思っているので、自分自身が目標とするものが、明確に分かった気がします。目標に向かって努力していきます。

 

◆SNSを活用する方法を学んだ

情報コミュニケーション学科1年 新崎真緒

 この活動の少し前に竹田に行くことがありその町並みや雰囲気に魅力を感じたことがあり今回また竹田に行くことができると思い参加をしました。また、TwitterなどのSNSを使うことになれておらず、活動内容に情報発信とあったので、使うようになるいい機会かなと思い参加しました。竹田の町並みや人々の様子を写真に撮りそれをSNSに投稿するということをしました。

 竹田で竹細工を作っているアーティストさんに写真を撮らせていただくためにお話をしました。緊張してうまく話せなかったのですが全部手作業でやっていることなど話を聞かせていただきました。町の写真を撮るときどんなふうに撮ったらいいか迷うことがありました。また、SNSの使い方があまりわからなかったので友達に聞きながら情報発信に努めました。アーティストさんの写真を撮りたくて声をかけたかったのですが勇気が出ずなかなか声をかけられませんでした。でも頑張って声をかけたらなんとかお話もできたのでよかったです。

 適切な情報発信の仕方やどうしたらもっと多くの人に知ってもらうことができるのかということをさらに学びたいなと思いました。地域活性化のために何かできることはないかと町のみんなが一生懸命考えていることがわかりました。また、活性化をさせるために町で何かするだけでなく外に発信しなければならないこと、そしてそのために多くの人が使用しているSNSが役に立つことがわかりました。遠くの町のことなんて私にできることがあるのかわかりませんでした。でも、そこで何か特別なことをしなくても見たもの聞いたものを外に伝えることでも私にできることなんだという風に思いました。