「ようを+(たす)アートプロジェクト~変身!トイレ!!~」ワークショップを実施しました
2014.09.26
9月17日と24日、大分大学附属小学校にて「ようを+(たす)アートプロジェクト」(本学美術科 於保研究室企画監修)ワークショップを実施しました。
これは、平成27年夏に開催される「おおいたトイレンナーレ」のプレイベントの一つで、レディ・メイドワークショップ「変身!トイレ!!」と題し、本学美術科学生と非常勤講師の指導の元、大分大学附属小学校の4年生約120名がクラフト粘土等による造形作品に挑戦しました。
17日の第1回目では、トイレの形のd-torso模型を作製しました。d-torso模型とは、ダンボールシートをレーザーカッターにより切断加工して製作される、超細密ペーパークラフトです。生徒たちは型からそれぞれのパーツを切り離し、組み合わせてトイレの形を完成させていきました。各パーツを丁寧に組み合わせていかなければならず、みんな集中して取り組んでいました。
24日の第2回目では、1回目で作成した模型にクラフト粘土やビーズ、貝殻、マスキングテープなどを使って装飾をしていきました。だいたいのイメージ案を考えて制作に挑んだのですが、みんな作っていくうちにどんどんアイデアが沸いてきて、頭の中で描く独自の“オリジナルトイレ”に仕上げていました。
キラキラ可愛らしいもの、便器の中にジャングルの世界を表現したもの、フタのところがドラえもんになっているもの、傾いて水が溢れているもの・・・。子供の感覚ならではの独創的なトイレは、細かな作業に感心するものから、思わず吹き出してしまうものまで実にさまざまでした。参加した生徒は、「粘土に飾りを付けるのが難しかったけど、上手くできた時はうれしかった」「いろいろ想像してトイレを作っていくのがすごく楽しかった」などと感想を述べていました。
完成した作品は、10月29日(水)~11月2日(日)まで、iichiko総合文化センター アトリウムプラザに展示されます。また11月1日にはシンポジウムの開催と会場では、作品について語る生徒たちのメッセージ映像を流します。各作品には、大分市美術館館長 菅章氏と大分大学教育福祉科学部准教授 田中修二氏による講評が読み取れるQRコードを設置しています。
ぜひ、子どもたちのアイデア溢れるトイレの世界を、ご覧ください。