学生による国際協力を考えるワークショップを開催しました
2015.11.25
国際総合学科の玉井ゼミの学生が10月31日(土)、ホルトホール大分で「学生による国際理解ワークショップ」を開催しました。
ゼミ生の池原あきのさんは「バングラデシュってどんな国?」をテーマに、バングラデシュの貧困と現状、文化や精神の豊かさなどを映像と写真そして現地のお菓子を使って紹介しました。映像の音声が流れないアクシデントもありましたが、動じることなくこれまで学んだことを話し、貧困と豊かさについて参加者に問いました。参加者は4つのグループに分かれ、それぞれ感じたことなどをまとめました。また、参加した元青年海外協力隊隊員の方が補足説明をしてくれたりして、参加者と学生が一体となり理解が深まりました。
多くの人の前で学んだことを発表し、会をスムーズに進めるなど、新たな体験学習となった池原さんは「多くの人が参加してくださったので、本当にびっくりしましました。皆さんにバングラデシュのことを伝えることができたと思います」と話しました。
池原さんがバングラデシュをテーマにしたきっかけは、東日本大震災のときに、世界の最貧国とも言われるバングラデシュの人が、それでも日本のために寄付をしてくれたという話を講義で知ったことからです。そんな温かい心をもつバングラデシュの人々のためにできることがないかと考えたのでした。多くの人にまずはバングラデシュを知ってもらうという思いで今回ワークショップを開催しました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。
また、ホルトホール大分前の広場では、玉井ゼミ生と国際総合学科の学生たちがフェアトレードのお店を出しました。この物販では、東南アジアの難民キャンプなどを支援しているシャンティ国際ボランティア会(SVA)と連携。学生たちは東南アジア各地域の女性たちが作った多彩な手工芸品を販売し商品説明も行いました。収益は必要経費を除き、全てSVAを通して現地生産者に届け、現地での教育支援活動に使われます。
学生たちが国際協力について日頃学んだことを活かすことができた一日でした。