佐賀・玄海町でコンサートを開催しました
2015.09.28
佐賀県の玄海町で9月18日(金)、コンサートを行いました。今回は玄海町教育委員会にお招きいただいて実現した演奏会です。
大分から離れること300km!会場は仮屋湾を臨む玄海町民会館。立派な体育館や800人収容できる素晴らしいホールが併設された会館です。17日夕方玄海町に着いた一行は、早速教育委員会のみなさまに出迎えていただきました。控室は畳を張り替えたばかりの和室。青々とした畳の清々しい匂いと窓に広がる海。これには学生も歓声を上げていました。夕食には玄海町のみなさまの心尽くしの手料理をいただきました。
さて、本番当日。何度も練習した曲目ですが、午前中は本番に備え細かい部分を確認しながらリハーサルを繰り返します。
今回のプログラムは、ピアノソロ、連弾。バケツの打楽器アンサンブル。金管5重奏。オペラ。そして35人編成のウィンドオーケストラです。会場は、会館に隣接する小中一貫校の玄海みらい学園の生徒さん530名、寿会のみなさん120名、女性セミナーのみなさん25名ほか一般のお客様でほぼ満員です。
ピアノソロは、ピアノの魔術師リストの「ため息」。繊細で囁くような音色に観客のみなさんもうっとり。連弾の弾むようなピアノの音には手拍子を打ってくださいました。
そして子供はみんな大好き、バケツを使ったアンサンブル。バチさばきも鮮やかに音を繰り出す様子に食い入るように見ていました。
金管5重奏では、まずそれぞれの楽器の特徴を説明。巧みな司会に会場の子供たちはついつい引き込まれて、とても和やかな雰囲気になりました。誰にもなじみ深い「となりのトトロ」「小さな世界」を演奏しました。
女子の視線を一身に集めるのはオペラ。可愛らしい「ヘンゼルとグレーテル」。華やかなドレスと美しい歌声の「フィガロの結婚」などなど。普段の生活とは少し違う芸術の素晴らしさに溢れたその舞台を、会場の子供も大人もみんなが一緒に楽しんでいました。
最後は総勢35名のウィンドオーケストラの演奏です。壮大な世界観を感じさせる「スターウォーズ」のテーマに始まり、「吹奏楽のための第2組曲」、全ての楽器が、童謡「鳩ぽっぽ」を奏でる「鳩ぽっぽの世界旅行」、楽しい「ディズニーメドレー」などを演奏しました。最後にオーケストラとオペラやピアノ演奏に出演した学生と共に「翼をください」と「ビリーブ」を披露しました。
演奏を終えた後には、玄海みらい学園の生徒さんから、「僕たちのために遠くまで演奏するために来てくれてありがとうございます。」というお礼の言葉と花束をいただきました。最後に花束とお礼の言葉のお返しとして、オーケストラ、合唱、そして会場のみなさんと一体となって明るく楽しく「テキーラ」を演奏しました。
往復8時間近くの長旅となりましたが、学生にとってとても意義のある思い出深い演奏会になりました。お世話をしてくださった、玄海町教育委員会のみなさま、町民会館のみなさま、また会場にいらしてくださった玄海町のみなさま、ありがとうございました。