「ミラ☆スタ」で本学音楽科 行天准教授らがオペラレクチャーを実施しました

2014.12.25

 

 12月23日、iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホールで「ミラ☆スタ~第2回中高校生芸術文化祭」が開催され、そのトップで「大分オペラフェスティバルの楽しみ方」と題したオペラレクチャーを行いました。会場には、中高生やその保護者、地元商店街の皆さんが集まり、その方々を対象に、分りやすいオペラ入門講座を本学音楽科 行天正恭准教授を中心に行いました。

 レクチャーの冒頭で、行天准教授がオペラ「リゴレット」(ヴェルディ作曲)からアリア「女心の歌」を熱唱。テノールの迫力のある歌声でまず観客を圧倒。続いてレクチャーに入り、オペラとは何か、オペラの歴史などを解説。「オペラは、イタリアのフィレンチェが発祥で、西暦1600年に生まれている。ちょうど日本では天下分け目の『関ヶ原の合戦』が行われていた時だ。また、日本で歌舞伎が生まれたのもこの時期だ。」と話しました。

 レクチャーの後半では、アリアを歌った後などの掛け声のかけ方を解説。「一番有名なのは『Bravo ブラヴォー』だが、これは男性一人のときに掛ける言葉。本場イタリアでは性別・単複数によって異なる。女性一人の場合は『Brava ブラヴァー』、男性複数・男女複数の場合は『Bravi ブラーヴィ』、女性のみ複数の場合は『Brave ブラーヴェ』となる。ぜひ、本物のオペラが大分でも上演されるので、この機会に観てもらって、掛け声も本場並みにかけて欲しい。」と呼び掛けました。

 最後に、平成27年1月9日(金)・10日(土)にiichiko総合文化センター iichikoグランシアタで上演されるオペラ『フィガロの結婚』に出演する上田雅美さん(本学非常勤講師)と小村朋代さんのソプラノ2名で、『手紙の二重唱』を歌い上げました。ピアノ伴奏は、小松あずみさんが務めました。

 本学が公演するオペラ『フィガロの結婚』は、実力ある若手が揃い、東京でも評判の高い演出家の飯塚励生、指揮者の森口真司の指導で、いっそう磨きのかかった舞台になっています。ぜひ、お出かけください。詳細は、こちらをご覧ください。