多文化理解論にて特別講義を行いました

2024.12.10

 

 12月6日(金)多文化理解論にて、外務省中東欧州担当政府代表、中東和平問題特使の上村司氏による特別講義が行われました。

 上村司氏は2017年より3年間サウジアラビア大使を務め、現在は中東地域及び欧州地域に関連する様々な問題に関し、関係国政府等と交渉するための日本政府代表(中東和平問題特使)に就任しています。

 今回は「中東世界を見る視点」と題して今の中東世界についての講義をしてくださりました。中東は石油ガスや資源に恵まれ、世界貿易の重要な拠点を持ち、多くの世界文明を生み出してきたのに、戦争や紛争が絶えない場所です。そこには国家や民族、宗教といった複雑なアイデンティティがあるからだということでした。
 授業の終わりには学生からの質問コーナーもあり、中東の情勢に関することや、いつか中東に訪れることができるのかといった学生からの投げかけに丁寧に答えてくださいました。
 最後に代表の学生から「とても勉強になりました、中東の情勢や心情を深く理解してこれからの学びに繋げたい」と御礼の言葉を伝えました。