「国際総合入門」で大分三大祇園のお囃子演奏会が開催されました

2024.08.01

 国際総合学科1年次前期「国際総合入門」は、国際総合学科の教員がオムニバスでそれぞれの専門領域について講義を行っています。

 7月10日(水)に開講された第13回目(堤講師担当回)では、「『オマツリ』への誘い~大分県内の祇園祭を体感しよう~」と題して、大分県の観光資源である「大分三大祇園祭」の伝統文化に触れていただくことを目的に、臼杵祇園田町区、中津祇園保存協議会、日田祇園囃子保存会の皆様をお招きし、「祇園囃子演奏会in芸短」を開催しました。

 また、終了後には大分駅において学生が各祇園祭のチラシ配布を行い、祇園祭をPRしました。

 

国際総合学科1年の安部 涼香さんは

「お祭りに行くことはあっても、3つのお囃子を近くで聴き比べできる機会はないと思うのでとても貴重な機会だったと思う。
 全て大分県内の祇園祭なのに、演奏の力強さや、スピード感、華やかさの違いがあり、それぞれの良さや聴きごたえがあった。太鼓の音が心臓に響いたりする感じが本当に祇園祭を体感したように感じた。
 また、大分の歴史的、文化的な祭りについて考える時、どの楽器があればどのような雰囲気になるか参考になり、理想の祭りを考えることができました。残念ながら臼杵祇園祭と中津祇園祭は今年見に行く機会がないが、日田祇園祭には若宮町さんのお手伝いとして参加することができるので、実際の演奏や、山鉾を見るのがとても楽しみです。」と話されていました。

(写真)左から臼杵祇園田町区、中津祇園保存協議会、日田祇園囃子保存会

 担当した堤講師は「次世代を担う若い世代にこそ、県内各地の素晴らしい伝統文化を伝えたいとの思いで企画しました。各団体の演奏を間近で見て、聴いて、体感することで、一層各地域のお祭りの魅力を感じていただけたと思います。今度は是非、現地に赴き、曳山の中で演奏されるお囃子を聞いて、比較してみて欲しいと思います。また、当研究室が行う府内祇園祭りの囃子復元に向けて、どのような曲調が合うのか、どのような楽器を使ったらよいか等、学生目線の興味深い提言が多く寄せられており大変参考になりました。」と話されていました。

 関係者の皆様、本学までお越しいただきありがとうございました。