国際総合学科 堤講師の講義「文化と観光」で嘉麻市国際交流員の特別講義が行われました
2024.06.21
6月14日(金)、国際総合学科、堤講師の講義「文化と観光」の第9回目では「海外から見た日本の魅力(観光資源)とは?」と題して、海外から見た日本の姿や日本人の気づかない本来の魅力等を、海外出身の方から実際にお伺いすることを目的に、嘉麻市役所で国際交流員として勤務されている、レアケ・リンド・イェンセンさん(デンマーク出身)をゲストにお招きして講義を行っていただきました。
まずは、堤講師の指導の下、受講生全員で練習を行ってきたデンマーク国歌をサプライズで斉唱し、レアケさんを歓迎しました。
レアケさんからは母国デンマークに関する紹介や嘉麻市で取り組んでいる業務等について説明が行われた後、レアケさんが考える日本の魅力やデンマークとの文化の比較についてお話がありました。
情報コミュニケーション学科1年の中道 晴斗さんは、「レアケさんの話す日本語のチョイスが印象的でした。また、デンマークと日本の文化を比較して見ることができ、普段気づくことのなかった日本の魅力に関して、改めて見直す良いきっかけになりました。」と話されていました。
国際総合学科1年の岩永 友香さんは、「自分のヒュッゲ(居心地がいい空間)について考えることができました。デンマークではそのような習慣があって、よりいっそう興味がわきました。講義を通してこれからも友人や家族との時間を大切にしようと思いました。」と話されていました。
堤講師は今年度から本学に着任されています。
堤講師の専門は歴史研究の成果を、観光を通して社会にフィードバックする歴史観光学ですが、日本の歴史や伝統、文化が海外の方からどのように見られているのかという視点を常に大切にしていると話されていました。
堤講師は「今後、海外留学や語学を活かした就職を志す学生も多いと思います。しかし、海外を訪れた際や海外の観光客から聞かれることは意外とナショナルな事(日本固有の歴史、伝統文化、宗教、食等)ばかりです。「グローバル化」が叫ばれる昨今ですが、私たちが本当に目指すべきは「国際化」であり、若いうちから自国の伝統、文化、言語等を学んでおくことが重要だと考えます。そうすることで他国の文化や伝統、言語を尊重することができ、互いの違いを尊重しながら、国際交流を楽しむことができるとはずです。レアケさんのお話がそのきっかけになれば幸いです。」と話されていました。