ビブリオバトル(知的書評合戦)を開催しました

2017.05.29

 

  現在本学附属図書館で開催中の「図書館まつり」のイベントの一環として、ビブリオバトル(知的書評合戦)を開催しました。

 ビブリオバトルとは、発表者がそれぞれ紹介したい一冊を持ち寄り、制限時間の中で魅力を紹介し、投票によりチャンプ本を決定するコミュニケーションゲームです。 






 
 
 今年度も国際総合学科の長福香菜専任講師の「日本語プレゼンテーション」を受講している学生10名がそれぞれの一冊を持ち寄り、書評合戦を繰り広げました。
 発表者は一人3分の持ち時間一杯に、本と出会ったきっかけや簡単なあらすじ、感銘を受けた点など本の魅力について語りました。 

 投票の結果、1位は『グッバイ・ヒーロー』(横関大著)の紹介をした小林愛惠さんが選ばれました。小林さんは特に主人公のセオリーが魅力的であると紹介し、投票者の興味を引きました。

 2位は『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟司著)を紹介した松木真太朗さん、3位は『アルケミスト~夢を旅した少年』(パウロ・コエーリョ著)を紹介した藤堂日奈子さんでした。

 


長福講師は「上手なプレゼンテーションをしたからといって読みたいと思ってもらえるわけではない。本の魅力をいかに適切に伝えられるかが大切。」とまとめました。

 入賞した3名には河上央図書館長から賞状と記念品が渡され、河上図書館長は「自分がどう本を理解しているかを他人に伝えることは難しいが、自分の言葉で魅力を伝えようとする努力に加え、若い人の興味を惹くテーマを踏まえた上で紹介している点が素晴らしかった。もっと豊富な知識を蓄え、人生の伸びしろを増やしてほしい。」と総評しました。
 

 
 司会を担当した国際総合学科2年の田口沙羅さんと専攻科1年生の安部純平さんのスムーズな司会のもと、参加者の間で活発に意見が交わされ、知的好奇心を刺激されるビブリオバトルとなりました。

 

発表者 本のタイトル 発表者 本のタイトル
①中根悠華     住野よる『君の膵臓をたべたい』 ⑥野邊尚哉      伊藤計劃『ハーモニー』
②武津 咲 飯島奈美『LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。』 ⑦川田暁子 星新一『ボッコちゃん』
③佐藤桃花 星野源『働く男』 ⑧松木真太朗 梅田悟司『「言葉にできる」は武器になる。』
④小林愛惠 横関大『グッバイ・ヒーロー』 ⑨藤堂日奈子 パウロ・コエーリョ『アルケミスト~夢を旅した少年』

⑤樋渡駿真

石田ゆうすけ『行かずに死ねるか!』 ⑩阿南彩 山田悠介『スイッチを押すとき』