吹奏楽コンクール課題曲指揮法講座を開催しました

2017.05.22

 

 「吹奏楽コンクール課題曲指揮法講座」を、5月16日(火)本学で開催しました。


 本年度も多くの中学・高校教員の方、吹奏楽顧問の方や一般音楽団体の方、学生の皆さんが参加されました。


 はじめに清水万敬教授から「指揮のレッスンはなかなか受ける機会がないので、今回の講座で多くのことを学んでもらいたい。」と挨拶がありました。




 今回は3名の指揮受講者が実技指導を受けました。2名が課題曲Ⅱ(マーチ・シャイニング・ロード/江原大介)を、1名が(インテルメッツォ/保科洋)を実際に本学ウインドオーケストラの前で指揮を振り、受講しました。聴講での参加者も自身のスコアに書き込みをしたり、手を振り指揮をしてみたりと意欲的に受講していました。

 

 

 指揮の指導を担当した森口教授は「指揮とは手綱を引くこと。呼吸を大切にして欲しい。」とアドバイスを送りました。森口教授のレッスンを受けた受講者が再度指揮を振ると、みるみる音色が変化。参加者は指揮の振り方の大切さ改めて実感した様子でした。
 

 中学生・高校生がつまずきがちな箇所について清水万敬教授と髙田喜夫専任講師が説明し、楽譜の教則的な指摘、審査員目線での指摘を送り、またオーケストラの演奏者の意見も取り入れながら、参加者全員で解決策を見出していました。


 約2時間半に及ぶ講座はあっという間に終了しました。参加者からは「明日から実践してみたい」「大変勉強になった」「今後も続けてほしい」などの嬉しい意見をたくさんいただきました。

 

一般の受講者からの声
・大変勉強になりました。これからもこのような企画をお願いします。
・初めて指揮を振ることになり、参加しました。大変勉強になったので、ぜひ来年も参加したいと思います。
・すごく楽しかった。自分も積極的に講座に参加したいという気持になった。
 
 学生からの声

・普段お客様の前での演奏に対し、今回は指揮法講座の受講生の前での演奏ということで、
 普段とは違う責任感のある演奏をしなければならないと感じた。

・指揮によって演奏が全く異なることがとても勉強になった。
 先生方のテンポ良いトークによる和やかな雰囲気の講座で、楽しく受講できた。

・指揮法講座だったが、声楽にも応用できる演奏法や、捉え方を聞くことができ参考になった。
 中学の教員免許取得を目指しているので、吹奏楽の指導を生徒にどう伝えるか?
 曲に対してどうアプローチするか?などが分かり、ためになる講座だった。