クリエイティヴ産業論で「(有)佐藤防水店 」に企業見学に行きました
2017.01.17
1月11日(水)、国際総合学科専門科目「クリエイティヴ産業論」の授業の一環で、大分市でテント・シート・バッグの製造販売を行なう(有)佐藤防水店へ見学に行きました。
(有)佐藤防水店は、創業65年のテントシート製造販売会社です。近年、新規事業としてオーダーメイドの帆布バッグ製造販売に取り組んでいます。個人のニーズに合わせたオーダーメイドの帆布バッグは、デザイン性、品質の面で高く評価され、国内の主要メディア(テレビ、新聞、雑誌)から注目されています。
見学では、代表取締役社長である佐藤晃央氏に事業紹介、製造現場および併設ショップ「SEW」を案内いただきました。見学の最後では、新規事業(帆布バッグ)、会社経営、働き方、それぞれに丁寧に回答していただきました。およそ1時間半に及んだ質疑応答のなかで、大分で会社を経営する意義、そして働くことの楽しさについてお話いただきました。とくに、会社の経営方針に関する質問には、「現在、人口減少やAI(人工知能)の発達による雇用の減少など、様々な問題が指摘されていますが、そんななかでも「縫製」という65年間続けてきた職人技術をもって、大分の地に雇用をつくりたい。そして、プライドを持てる商品をつくり、楽しく仕事をできる、そんな会社でありたい。」とのことでした。
近年、働き方については、労働時間の改善や場所の選択など、様々な議論がかわされています。地に足をつけて経営実践される佐藤氏の言葉はシンプルながらも強い説得力があり、就職を目前に控える学生たちには企業の取組を見学するだけではなく、働くことについて考える良い機会にもなりました。