大分市長 釘宮磐氏に講演を行っていただきました

2014.07.16

 

 7月15日(火)、大分市長 釘宮磐氏に「大分の観光と文化」(国際総合学科1年対象)の授業で、講演を行っていただきました。
 

 講演は、「大分市長から次世代を担う若者へのメッセージ」と題して、大分市をとりまく状況やこれからの大分市についての構想を、パワーポイントを使いながら学生にも分かりやすく、お話していただきました。

 講演の中では、「市民協働のまちづくりの7本柱」である①「日本一きれいなまちづくり」 ②「地域コミュニティの再生」 ③「市民の健康づくり」 ④「安心・安全のまちづくり」 ⑤「地球環境保全の取り組み」 ⑥「スポーツによるまちづくり」 ⑦「OITA+1運動」をとりあげ、「全市一斉ごみ拾い大作戦」でのギネス記録達成や市民自らが提案をし行政が支援することで地域リーダーという存在が確立したこと、ゴミ袋を有料化することによりゴミの分別の推進を促そうという計画を進めているということなどの説明がありました。加えて、いま大分では、人口減少や少子高齢化の進行などの問題点があることも挙げられ、“まちづくり”には行政頼りにならず、行政と市民が一体となって進めていくことが大切だということが分かりました。

 最後に、釘宮市長から「どの町で生活することになっても、大分市で抱えている問題はどこも同じです。これからは、若いみなさんの時代です。みなさんがこうした課題に正面から向かっていって、市民一緒になって解決していただきたいと思います。みなさんのそういう気持ちを、行政が支援していく、という取り組みが大切だと思います。」と今の若者たちに期待を寄せられました。

現在、シンボルロードの完成や来春にオープンする大分県立美術館など、大分市は大きく変わろうとしています。そんな状況の中での今回の釘宮市長の講演は、学生たちの“まちづくり”に対する思いを強く引き出す活力となったようでした。