羅漢寺 住民参加による参道整備への道(4)花いっぱいプロジェクト
2016.06.27
6月12日(日)、本学の学生がサービスラーニング活動の一環として、中津市耶馬溪町にある羅漢寺にて現場活動「羅漢寺旧参道花いっぱいプロジェクト」を行いました。
【雨にも負けず】
当日は、生憎の雨でした。そのような悪天候にも関わらず、地元の方々約30名、当日参加の一般の方約10名、本学学生40名、行政および羅漢寺関係者約10名が、この取り組みに参加していただきました。
今回の取り組みは、当初4月24日に予定していましたが、熊本・大分地震発生したことにより、延期となりました。そして、今回の雨。本来ならば、再度延期するところですが、もう延期出来ない大きな理由がありました。
その理由とは、「羅漢寺 住民参加による参道整備への道(1)」でご紹介したアジサイの挿し木の移植が梅雨時期である今頃でなければ根付かないからです。
【みんなの想いを形に】
お陰様で雨の降る中みんなの協力によって、昨年から育ててきた600本強のアジサイの苗木を2時間程度で移植することができました。
みんなでがんばった作業の後、昼食にカレーライス、デザートに手作りドーナツが、地元の方々から接待として振る舞われ、とても美味しくいただきました。多くの学生が、何度もお代わりをしていました。
閉会式では、地元代表者:八枝恭弘 会長(洞門元気クラブ)・地元自治会:原西保彦 委員長(中津市本耶馬渓町跡田二区自治委員)、中津市本耶馬溪支所代表者:枌第五郎支所長、大学代表者:竹内裕二准教授(情報コミュニケーション学科)より挨拶があった後、学生を代表して小野桃さん(情報コミュニケーション学科)が、地元の方々や参加者の皆様方へお礼を述べました。
今回の総括として、羅漢寺次期住職 太田英華さんより「みなさんのお陰で、旧参道が元のように生まれ変わります。羅漢寺は、みなさんのお家なのです。お家を出て、歩いて道を見つめてください。これから先、何年経っても、アジサイの命は繰り返していきます。そしてまた、自分たちの植えたアジサイを見に帰ってきてください。」と閉めのお言葉をいただきました。
【今後の展開】
地元住民の方より、「昔の旧参道のようになるのが、とても楽しみ」との言葉を頂いたのも印象的でした。活動は、これが最後ではありません。今後も、アジサイが根付いて大きく育っていくよう、整備しながら見守り続けようと思います。
予告ですが、羅漢寺次期住職 太田英華さんによる講義は昨年(「羅漢寺 住民参加による参道整備への道(2)」)に引き続いて、今年も10月(未定)に行われる予定です。今年度のこの活動の後半は、どのように展開するのかが楽しみです。