大分市森林セラピーⓇのセラピーコースづくりに参加しています
2015.09.02
森林セラピーとは、医学的証拠に基づく森林の健康増進・癒し効果といった森林浴効果を、健康維持・増進、疾病の予防等に活かしていくという取り組みです。大分市は、平成24年3月に、NPO法人森林セラピーソサエティにより、大分県内では初めて森林セラピー基地・セラピーロードの認定を受けました。大分市は森林セラピーに取り組む自治体としては規模が大きく、市民の健康増進・心身の病気の予防とともに、市内周辺地域の里山などの環境保全・地域の資源の活用・観光も目的としてこの活動に取り組んでいます。
本学はこの事業の開始当時から大分市産業振興課森林セラピー班の方に地域社会特講で講演をお願いし、セラピーコースづくりやイベントの実施、情報発信などに協力してきました。本年度も市民から募集した新しいセラピーコースづくりに参加しています。7月31日には地域特講で講演をお願いした野津原田ノ口地区のコースの調査に出かけました。厳しい過疎化が進行しつつありますが地域ぐるみで森林の整備を行い、新たな森林セラピーコースづくりに取り組んでいます。ブルーベリーの収穫やイタヤカエデからメープルシロップづくり、日本ミツバチのハチミツづくりなど体験型のメニューを構想しています。8月7日は大分市上判田地区の本宮山に。本宮山を守る会の方々と森林セラピー本宮山コース調査にいきました。会のみなさんの努力でコースがきちんと整備されています。大分市内と思えないほど自然豊かです。藤で有名な豊後一宮西寒多神社の本宮がむかしあったところです。武内宿祢が応神天皇の名で建立したと伝えられます。その後、大友氏が山麓に移したのがいまの西寒多神社です。両コースとも大分市内とは思えないほど豊かな自然が残っています。森林セラピーなどの取組によって、地域の方々と森林の荒廃を食い止め過疎化に歯止めをかけるお手伝いができたらと思います。
<関連ページ>
・大分市森林セラピーⓇ公式ホームページ
・森林セラピー大分市芸文短大連携事業
・地球のなかの小ちゃな田ノ口で遊ぼう。
・本宮山を守る会ブログ