高崎山森林セラピーロード山開きに参加しました
2015.05.22
5月17日(日)、高崎山森林セラピーロード山開きに参加してきました。本学からは6名の学生が参加し、森林セラピーを体験してきました。森林セラピーとは医学的な証拠に裏付けされた森林浴のことで、森林環境を利用して心身の健康維持を計ります。
大分市には8つのセラピーロードがあり、今回は高崎山セラピーロードに行ってきました。南登山口からスタートする約1時間弱のコースを歩いてきました。途中、高崎城址や素晴らしい景色を眺めたり、野生の猿の観察ができるコースです。
鳥のさえずりを聞いたり、森の香りを嗅いだり、新緑や眺望を楽しんだり、森の中に寝てみたりと5感を使って森林を体感しました。
頂上では、神事が執り行われ、参加者に記念品を配りました。配る役目を芸短大生がお手伝いをしました。また、下りながら山中のゴミ拾いを行いました。今後も大分市の産業振興課と共に、森林セラピー事業の情報発信に取り組んでいきます。
~学生の感想~
大分の自然の豊かさと
人のつながりの大切さを実感
情報コミュニケーション学科1年
渡辺ひかり
この活動に参加したのは、森林セラピーというものに興味があったからです。また、一人暮らしを始めたばかりで大分市のことがよくわからないので、山登りを楽しみながら地域の人とも関わり合うことでもっと大分市のことを知ることができればいいなと思い参加しました。
頂上で参加した人に記念品を配るボランティアをしました。山を下るときにはゴミ拾いもしました。ほかの芸短生とも協力してゴミ袋から溢れそうになるくらいゴミを拾いました。
なるべく多くの人と関わりたいと思い、山を登りながら様々な人に自分から積極的に話しかけました。森林セラピーに参加していたお年寄りの方たちや、子供たちはもちろん、取材に来ていたテレビ局や大分合同新聞の人たち、この森林セラピーを企画した市役所の人たちとも話をしました。普段では聞けない話などをたくさん聞くことができ、自分のこれからの人生をより豊かにしていくことができるようないい経験ができました。
前日に雨が降っていたこともあり、ところどころ地面が柔らかくなっているところがありました。その場所を滑らないように上るのは大変でした。「もう少しで頂上だから、頑張ろう」と一緒に歩いていたお年寄りの方に言われたとき、とても元気をもらいました。私も頑張らないと、と思いみんなで声を掛け合いました。山を登り切った後は達成感があり、参加した全員で登り切れたことがうれしかったです。
自分たちが社会人になったとき、どう地域と関わっていくのかということを日頃の授業ではよく考えさせられます。日頃の授業ではよく自分から積極的に働きかけなさいと言われますが、そのことが今回の森林セラピーでも当てはまると感じました。自分から積極的に人に話しかけたりすることで人とのつながりができ、人とのつながりがあることが地域とのつながりも作るのではないかと思いました。
この活動から学んだことは、大分の自然の豊かさと人と人とのつながりの大切さです。高崎山は緑がとてもきれいで、そこに生息する野生のサルたちもとてもリラックスしているように見えました。また、参加していた人たちも初対面の人と楽しく会話をしながら山を登っていました。この、豊かな自然と人々のぬくもりは大事にしていかないといけないと思います。これからはもっとさまざまなサービスラーニングに参加して大分の自然と地域とのつながりについて学んでいきたいと思います。
今回のような森林セラピーを開くことで地域の人に地元の自然の美しさを伝えることができると思います。新聞やテレビでこの活動についての情報が発信されることで大分の魅力を伝えることができることが分かりました。
私は自分から積極的に話しかけたりすることが苦手でした。しかし今回の活動では自分から動こうと意識しました。最初は自分から話しかけるのには勇気がいりましたが、活動が終わるころには、知らない人にも気軽に話しかけることができるようになりました。今回の森林セラピーに参加したことで少しだけ成長することができたのではないかと思います。