国際的なボランティアを考える学生たち

2015.05.11

 

 国際総合学科の国際ボランティア論の講義では、身近なところから出来る国際的な協力や交流を考え、自ら行動する姿勢を養います。

 本学ではこれまで、JICAと連携した竹田キャンパスでのリーダー養成講座(国際理解ワークショップ)を開催したほか、大分国際車いすマラソン大会では交流イベントでボランティア活動などを行ってきました。

 学生が数々のボランティアを知るきっかけになり、実際に経験して理解を深めるための講義が充実しています。国際ボランティア論の玉井昇准教授は、旅先で見つけた「一枚の看板」※をテーマにボランティアに参加する目的や、援助の方法について学生自らが考えるための時間を作ります。初回の講義では寄付が与える影響、取り巻く環境、必要なことなど、ボランティアの抱える課題を学生に突きつけました。今後の講義で考えるボランティアが出来る学生が増えていくことが期待されます。



<講義参考>「一枚の看板」※
「旅先の小さな村でみつけた一枚の看板を『あなた』はどう考えますか。」
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アイコ・ナカムラ
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(※田中治彦「『援助』する前に考えよう」開発教育協会P9より)