卒業・修了学生にインタビューしました(3)国際総合学科、情報コミュニケーション学科
2015.03.31
今年度卒業、修了した学生さんの中から、この2年間ないし4年間で優秀な成績を修め、きらりと光る活躍をした方々に学校生活を振り返ってもらいました。芸文短大で経験したことを活かし、新年度への一歩を踏み出す学生さんの軌跡です。最終回の3回目は国際総合学科の前田里奈さんと情報コミュニケーション学科の岡田優希さんです。
世界の貧困問題から学問の大切さ知る
◆前田里奈さん(国際総合学科)
この2年間で一番印象に残っていることは、芸短フェスタでフェアトレードに関わったことです。アジアの貧しい国の女性らが作った小物などを先進国の適正価格で販売し、彼女らに適正な賃金を渡す活動です。販売する時に作った人たちの貧しさや過酷な環境などをお客さんに説明します。なによりも、納得して買ってもらえた時がうれしいです。学んだことを言葉にして伝える力も磨きました。また、伝統的な刺繍の商品などを通し、逆に日本の伝統にも興味を持つようになりました。
竹田キャンパスでの合宿(ワークショップ)に参加したことも良い経験になりました。JAICAと協同した、世界の貧困など様々な問題を考えるための、工夫ある講座でした。他校の学生もいて、視野が広がりました。世界を知るうちに、こう思うようになりました。途上国では勉強したくてもできない人がいて、私はできる環境にいる。だから勉強しよう。
様々な活動や勉強を続けるには、難しい話でもすぐに諦めずに2、3回は触れるようにしています。内容が次第に分かり、面白くなっていきます。それでも楽しさを感じない場合はやめます。無理をしても身に付かないので。
4月からは福祉系の仕事に就きます。これまでの経験を職場でも活かすよう頑張っていきます。勉強で世界は広がります。今後も多くのことを学び、色々な人と関わっていきたいです。
サービスラーニングで楽しくたくましく成長
◆岡田優希さん(情報コミュニケーション学科)
この2年間で特に印象深かったことは「ものづくりサークル」の立ち上げに参加したことです。デジタル時代におけるものづくりに女子目線で取り組む活動です。インターンシップでこれまで知らなかった技術に触れ、もっとやってみたいと思い、活動が始まりました。公益財団法人のハイパーネットワーク社会研究所が運営するファブラボ大分では説明役をしたり地域講座に関わったりしました。3DCGプリンターでのものづくりでは、楽しさを伝えるためにも、たくさん本を読んで知識を増やしました。
高校時代までは決して活動的ではなく、人と話すのは得意ではありませんでした。学科のサービスラーニングという体験活動が私を積極的にしたと思います。現場に足を運び目でみるうちに、知らない世界がいっぱいあるのだと気付かされました。また、イベントでカフェレストランの開店に携わる学生もいて刺激に。みんなで楽しくたくましく成長してきた2年間でした。
4月から社会人になります。芸文短大で学び体得した「次のアクションを考える」「自ら進んでする」ことを活かしていきます。