大分中央警察署との「災害時における協力に関する協定書」調印式を行いました
2014.12.26
12月25日、本学小会議室にて、本学と大分中央警察署との「災害時における協力に関する協定書」調印式を行いました。
これは、大規模震災や豪雨災害等の発生時において、大分中央警察署庁舎が倒壊、浸水等により庁舎機能が麻痺した際、警察署機能を継続させるため、大分県立芸術文化短期大学を代替施設とするもので、当該施設の使用等に関して協定を結びました。
大分中央警察署 中島幹男署長は、「このたびは、災害時における協力についてご了承いただき、ありがとうございます。これまでも、中央警察署では東日本大震災や豪雨といった災害の被害を教訓に、取り組みを行ってまいりました。大分では、南海トラフによる被害が懸念され、震度6強、津波は4.5m、約2万人の死者が想定されています。このような被害が起こった際、避難誘導などの初動処置・活動が重要となってきます。現在の中央警察署は、平成9年にできました。震度7まで耐えられますが、標高が2.6mしかなく、電気系統や出入り口の確保など、活動に支障をきたす場合があるかもしれません。そうなった場合、初動活動が円滑に行える場として、大分県立芸術文化短期大学さんが、大分市民の安全・安心に協力していただけるというとは、大変ありがたいことです。」と話されました。
また、本学 中山欽吾学長は、「このような役目を与えていただき、名誉であり有意義でもあります。本学は市街地から近く、標高も高い、グラウンドもある、このような条件が揃ったことで、声をかけていただけたのだと思います。本学には、学生・教職員が合わせて1000名近くいますが、日々、安心・安全な生活を送るために、警察の方々に大変お世話になっています。そういったこともあり、今回は喜んで協力したいと考えました。」と、協力の意思を伝えました。
災害は起こらないことが一番ですが、今回、このような協定を結ぶことにより、安心して暮らせる街になればと思います。