「ようを+アートプロジェクト~イズミ博覧会~」オープニングレセプションが開催されました
2014.10.30
10月29日、iichiko総合文化センターアトリウムプラザで、「ようを+アートプロジェクト」イベントの一つ「イズミ博覧会」のオープニングレセプションが開催されました。
「ようを+アートプロジェクト」は、平成27年夏に開催される、大分市中心市街地のトイレを舞台にしたアートフェスティバル「おおいたトイレンナーレ」のプレイベントで、本学美術科メディアデザイン於保研究室で企画監修したものです。今年3月頃から活動をスタートし、9月のレディ・メイドワークショップ「変身!トイレ!!」(詳細はこちら)、10月29日(水)~11月2日(金)まで開催する「イズミ博覧会」、11月1日(土)のシンポジウム「トイレ、わたし/みんな、アート」の3つのプログラムで展開します。
レセプション会場には、「変身!トイレ!!」で子どもたちが制作した“トイレ”がずらりと並び、中央にはd-torsoモデルで作ったトイレが設置されました。
オープニングで、おおいたトイレンナーレ実行委員長の八坂千景さんが「子どもたちの個性あふれるトイレをぜひご覧ください。各フロアの上から見る様子も楽しんでほしいです」とあいさつ。
続いて中山欽吾学長兼iichiko総合文化センター館長が、「盛大なオープニングを開催していただき感謝します。トイレがアートになるのか、という疑問があるだろうけど、実は100年前、フランスのマルセルというアーティストがトイレにサインをする、という形で作品として発表しています。今回のこの活動で、身近にあるものは、その気になれば何でもアートになる、ということを伝えることができると思います。来年のトイレンナーレにむけての展開にもなると思うので、楽しんでください」と述べました。
また、釘宮磐大分市長は、「最初、タイトルを聞いた時は意味が分からなかったが、話を聞いてものすごく納得しました。来年7月にスタートするトイレンナーレのプレイベントとして、とてもふさわしいオンリーワンのイベントだと思います。今後大分は、県立美術館や駅ビルなど、大きく変わろうとしています。こういったイベントをすることで、大分は注目されると思います。今後もどんどん魅力を発信して、多くの人たちに大分へ来てほしいと思います」と期待を寄せました。
テープカットには、本学美術科 上尾若菜さん、専攻科造形専攻 田中愛理さん、附属小学校から2名の生徒さんも加わり、「イズミ博覧会」のスタートとなりました。
会場を埋め尽くした個性的なトイレに、訪れた方はじっくりと見入っていました。展示は11月2日(日)まで行っており、会場では作品について語る生徒たちのメッセージ映像を流しています。各作品には、大分市美術館館長 菅章氏と大分大学教育福祉科学部准教授 田中修二氏によるレビューが読み取れるQRコードを設置していますので、作品と併せてお楽しみください。
また、11月1日(土)には、“トイレ”を制作した小学生と芸文短大生によるシンポジウムを実施します。「トイレとアート」について、子どもならではの自由な発想と、アートを学ぶ学生たちのトークをぜひ、ご覧ください。
「ようを+アートプロジェクト~イズミ博覧会」
・期 間:11月2日(金)まで開催中
・時 間:9:00~20:00※最終日~16:00
・会 場:iichiko総合文化センター アトリウムプラザ
・料 金:無料
【シンポジウム「トイレ、わたし/みんな、アート」】
・日 時:11月1日(土)15:00~16:00
・会 場:iichiko総合文化センター アトリウムプラザ
・料 金:無料
・モデレーター:大分大学教育福祉科学部 田中修二氏