駐日ハンガリー大使をお迎えして、「ヨーロッパ講座」を開催しました
2014.10.29
10月17日、ホルトホール大分 小ホールにて芸短オープンカレッジ「ヨーロッパ講座」を開催しました。
この講座は、昨年度好評を得た講座の第二弾で、本学国際総合学科の教員陣に加え、外部からゲストをお招きし、ヨーロッパ各国の歴史や文化、現在の姿を、映像や音楽を交えながら楽しく紹介していくものです。今回は、東京からセルダヘイ駐日ハンガリー大使にお越しいただきました。
最初に、「ヨーロッパ講座」の企画・進行を担当する、本学国際総合学科 植村修一教授が、ヨーロッパ講座やハンガリーについて説明を行いました。ハンガリーには日本と同じように古くから温泉が数多くあり、人々に愛されている、という話があり、日本そして大分との共通点を感じました。
その後、大使が登場。ハンガリーの地理や歴史、自然をはじめ、ご自身の生い立ちやこれまで歩まれてきた道など、日本語が堪能な大使は通訳を介さず、時にユーモアを交えながら熱く語ってくれました。この中で、大分のように、ハンガリーにはさまざまな温泉があること、ワインの産地が22ヶ所もあり、貴腐ワインは特に有名であることなど、ハンガリーについての魅力が紹介されました。
講座参加者は128名に達し(一般77名、学生51名)、会場には、ハンガリーで音楽を学ばれるなど、この国と縁の深い方々も多くいらっしゃいました。質疑応答では、ハンガリーの産業や首都の記念碑に記されている十字架について、さらには国名の由来など、興味深い質問が多くなされ、大使が丁寧に答えられていました。
講座終了後は、昨年度もお世話になった、府内町の『ワインカフェ VINCHAT』さんが用意してくれたハンガリーワインやソフトドリンク、軽食を囲んでの懇親会を開催。日本ハンガリー友好議員連盟の衛藤征士郎会長の音頭による乾杯のあと、しばし出席者の間で、ヨーロッパやハンガリーの話に花を咲かせてました。たくさんの方々に囲まれながら、笑顔で話し一緒に写真に入る気さくな大使に、訪れた方々はたいへん感激されていたようでした。
一般に大学が駐日大使をお迎えして公開講座を開くということはとても珍しく、今回、快く講義を引き受けてくださったセルダヘイ大使に、大変感謝申し上げます。
「ヨーロッパ講座」は、今後も、テーマごとに随時開催していく予定です。開催が決定しましたら、本学HP、facebookなどでお知らせしますので、奮ってご参加ください。きっと楽しく有意義なひと時になると思います。