大分県立美術館開館記念「大分オペラフェスティバル」制作発表会を行いました
2014.10.21
10月20日、大分県庁 県政記者室にて、大分県立美術館開館記念「大分オペラフェスティバル」制作発表会を行いました。
「大分オペラフェスティバル」は、2015年4月の大分県立美術館の開館を記念して行われるもので、1月のモーツァルト作曲「フィガロの結婚」を皮切りに、2月にヴェルディ作曲「リゴレット」、3月に同じくヴェルディ作曲「オテロ」を1ヶ月に1本、合計3本を連続で上演します。
会見で中山欽吾本学学長兼iichiko総合文化センター館長は、オペラは、音楽に舞台装置や衣装などの美術が一緒になった総合芸術であり、県立美術館オープンにふさわしいイベント。大分でこれだけのオペラを上演できるのは、こけら落としで1998年に上演した「トゥーランドット」、翌年の「こうもり」以来。しかも3本続けて上演されることは奇跡的。とその貴重さをアピールしました。また、各オペラについては、以下のように魅力を語りました。
◆フィガロの結婚
世界で最も公演回数の多いオペラとして定着している名作。昨年実施した「新進芸術家育成事業」の第二段となるもので、今回もオーディションによって選ばれた若手オペラ歌手を中心に公演を行います。東京本公演での舞台経験者も多く、中央と変わらないレベルでのダブルキャスト上演が実現しました。
◆リゴレット
ヴェルディの中でも最高傑作といわれている作品。セットにパルマ王立歌劇場の至宝といわれる舞台を持ち込み、上演します。また、指揮に若手イタリア人指揮者バッティストーニを起用。トスカニーニの再来に匹敵するといわれている彼が表現する音楽にも注目です。
◆オテロ
ミラノ・スカラ座で初演された名作。京都市交響楽団がオーケストラピットに入り、若手演出家ではトップクラスの実績と評価を得ている粟國淳氏が演出を担当します。
会見後、本学音楽科 行天祥晃准教授がヴェルディ作曲「リゴレット」より「女心の歌」を披露、力強く雄大な歌声が、響き渡りました。
「大分オペラフェスティバル」は、セット券で購入するとリーズナブルで特典付きとお得です。詳しくは、こちら (187.5KB)をご覧ください。