杵築市立護江小学校にて「地域巡回演奏会」を開催しました
2014.09.23
9月11日、前日の中津市立如水小学校に引き続き、杵築市立護江小学校を訪れ、音楽科による「地域巡回演奏会」を行いました。隣の豊洋小学校の児童も一緒に聴きに来てくれました。新築された体育館が会場で、気持ちよく演奏させていただきました。
ここでも学生たちはリハーサルを済ませた後、分れて各クラスに入り生徒たちと一緒に給食を食べました。献立はチキンソテーにコッぺパン、野菜スープ、牛乳で、学生たちは子どもたちとのワイワイ言いながら、おいしく食事をいただきました。各教室も明るく開放的で、すっかり子どもたちに溶け込んだ様子です。
前日と同じように、ポリバケツを使っての打楽器四重奏から始まり、ピアノ独奏、木管五重奏、金管五重奏と続き、オペラ・アンサンブルでは学生たちが色とりどりのきれいなドレスに着替え、しかもヨーロッパの社交界の雰囲気で立ち振る舞いながら歌いました。子どもたちは見とれ、聴き惚れていました。
その後のオーケストラとピアノ連弾で演奏された「動物の謝肉祭」では、いろんな動物が音楽で表現されており、象が大きな弦楽器コントラバスでのしのしと歩く様であったり、化石の部分で骸骨がカタカタ鳴る様を木琴(シロフォン)で表現され、優雅に湖面を白鳥が泳ぐ様をチェロがゆったりとしたメロディで奏でました。子どもたちは、いろんな楽器に興味深々です。
最後は子どもたちがそれぞれの校歌をオーケストラ伴奏で高らかに歌いました。そして、映画「アナと雪の女王」から「Let it go(ありのままで)」を声楽の学生が子どもたちの間に入って、一緒に歌いました。子どもたちに人気の曲で、学校でも練習していたようで、とても上手で楽しく歌うことができました。
今年の地域巡回演奏会でも、学生たちにとっては音楽家として聴いていただく楽しさ、難しさを実感する場になりましたし、小学校の子どもたちにとっては、地域ではなかなか聴く機会のない生の音を体験できる場となりました。