「情報発信特講」、3回連続で公開授業を開きました
2013.05.29
情報コミュニケーション学科の必須科目「情報発信特講」(木曜日午後1時から、大講義室)は5月、3回連続で公開授業を行いました。受講生の1年生自らがインターネット中継(USTREAM配信)したほか、一般市民が直接聴講し、マスコミ各社も取材しました。
「カリスマ美容師・秦圭介さんのお化粧入門講座」(5月9日)、「新人の大分2市議、大いに語る」(16日)、「中西麻耶さんのパラリンピック挑戦記」(23日)。このうち中西さんの授業は、NHK、OAB、朝日新聞、大分合同新聞が取材に訪れ、夕方のテレビローカルニュースで報道されるなど、大きな反響を呼びました。
「情報発信特講」は、「地域社会特講」(火曜日午前9時から大講義室)とともに、本学のサービスラーニング(地域貢献学習)の柱になっている授業です。地域の中で有意義な発言を続けている人物を講師に招請し、対社会的な発信の姿勢やスキルを学んでいます。「府内学生エコフェスタ」(6月2日)、「日韓学生短編映画制作交流」(8月中旬)、「保戸島映像音楽祭」(11月初旬)、「大分スマートフォン映像祭」(12月初旬)、「日韓次世代交流映画祭」(来年3月)などの“基礎授業”になっています。
今後「プロモーションビデオ制作入門」「大分ケーブルテレコムのサテライトスタジオ」「麻生栄作県議の県議会出前講座」「地元アイドルを育てる」「facebookの基礎知識」「めいじんグループ社長が語る」「OAB“金様の鍵”制作秘話」など、多彩なプログラムが予定されています。このうちいくつかは、公開授業としてUSTREAM中継も行う予定です。
中西さんは、事故にあって義足になっても強く生きている。障がいを個性にしてしまうこと、絶対に弱音を吐かず文句も言わない。この強さが北京、ロンドンのパラリンピックで日本代表として出場することになった土台になったのかもしれない。
「人生というものはピラミッドを作ることだ」。この言葉を聴いたとき最初、意味が理解できなかった。しかし、中西さんの講話を聴いて納得した。ピラミッドは1ピースでも欠けてはいけない。つまり、手を抜いてはいけないのだ。土台からしっかり作っていくことで、いつかは頂点に立てるということだ。
私は、将来の夢が決まっていない。そして、何かを始める勇気も持っていない。高校3年間は検定取得、部活動に充実していた生活を送っていた。しかし、高校時代は先生から与えられていたことをただ、一生懸命していただけで、本当に自分がやりたいことをできていたかというとわからない。
大学は、高校と違って、何か始めるときは積極的に自分から動かないといけないから、勇気が必要だ。だから、中西さんの講話を聴いて、変わらなければいけないと思った。小さな勇気でもそれが自分自身にとって大きなチャンスになるかもしれないと思った。
私は芸文短大に入学したとき、公務員を目指していた。しかし、1か月ちょっと勉強してみて、高校から勉強してきている情報の分野をさらに詳しく勉強してみたいと思った。公務員になるかメディア系の仕事を目指すか悩んでいたが、今日の講話を聴いて大変かもしれないが、どっちも勉強してみようと思った。色々なことを勉強して、ピラミッドの土台を作っておこうと思った。
私は幸せなことに不自由なく生活している。しかし、夢もはっきりしていないし、勇気もなかった。中西さんは障がいをもっているけど、夢も勇気も持っている。そこがこれからの人生を有意義に生きていけるかどうかに繋がるのかなと思った。
せっかく芸文短大に入学したのだから、この学校でしかできない経験を勇気を持って始めてみて、誰にでも自慢できる人生を送りたい。