【アートマネジメントプログラム】公開講座第3回小栗哲家「オペラ「蝶々夫人」で見る舞台の仕事

2024.11.19

 

 11月10日(日)、本学音楽ホールで第3回アートマネジメントプログラム公開講座を開催しました。今回は舞台監督の小栗哲家氏を講師に迎え、オペラ公演「蝶々夫人」を題材に、舞台裏の仕事についてお話しいただきました。

 講座では、舞台美術、音響、照明などの役割から、普段は観客の目に触れない舞台裏の準備と工夫について、映像を使ってわかりやすく説明してくれました。楽屋、舞台裏、客席からの映像を通して、出演者の動きに連動する舞台スタッフの様子や、舞台裏の緊張感が伝わってきました。
 特に印象的だったのは、最後の桜が散る場面の演出です。このシーンでは日本の季節感や情緒を表現するため、風の強さや向きなど、細やかな調整が必要とのことでした。
 今回の講座を通じて、観客に感動を届けるために、舞台裏で行われる細やかな配慮やプロフェッショナルの技術がいかに重要であるかを学ぶことができました。参加者からも「舞台裏にある多くの努力と工夫に改めて感謝を感じた」という声が寄せられ、オペラだけでなく、舞台や音楽の魅力を再認識する機会となりました。

 ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。