「佐藤美枝子客員教授 声楽特別公開レッスン」を開催しました

2021.06.10

 

　 日本を代表するソプラノ歌手で本学の客員教授の佐藤美枝子先生による声楽特別公開レッスンを6月５日（土）、６日（日）の２日間にわたって行いました。

　佐藤美枝子先生は大分県立芸術緑丘高校の卒業生で、チャイコフスキー国際音楽コンクールで日本人初の第1位を受賞した世界的に活躍するプリマドンナです。

　専攻科１、２年生計１５名がレッスンを受け、佐藤客員教授は発音や口の開きかた、歌う姿勢、発声イメージなど、一つ一つ丁寧に教えてくださいました。

　学生の発声の特長に合わせた細やかな指導に加え、個別の練習方法などさまざまなアドバイスをいただきました。公開で訪れた皆さんは、レッスンのメモをとりながら先生の音声に聞き入っていました。質疑応答では、イタリア語の発音や発声の悩み、レッスンで指摘された部分を正すために練習で心がけるべきことなどの質問に対して、ご自身の経験を交えてお答えいただきました。

　聴講者からは「受講者の歌に対する先生のご指摘について自らを振り返り学ぶことができ、聴くだけでも非常に勉強になりました」などの感想が寄せられました。

 

＜佐藤美枝子客員教授：プロフィール＞

　大分県立芸短術短期大学附属緑丘高等学校（当時）卒業。武蔵野音楽大学卒業。(公財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第 9期生修了。第７回五島記念文化賞オペラ新人賞を 受賞後、(公財)五島記念文化財団の奨学生としてイタリア留学中の1998年、第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第１位を受賞。1995年、ローマにて「リゴレット」のジルダで オペラ・デビュー。その後ブルガリアのソフィア国立歌劇場に招かれ「ランメルモールのルチア」と「リゴレット」に出演し、大絶賛を博す他、国内外で多数のオペラに出演し、好評を得る。2020年には「リゴレット」にて好評を博し、第５０回ENEOS音楽賞受賞。2021年以降、オペラ「清教徒」「カプレーティとモンテッキ」「パリアッチ」「ランメルモールのルチア」他の出演を予定している。
　武蔵野音楽大学教授、名古屋芸術大学特別客員教授、藤原歌劇団団員、日本オペラ協会会員。