凍田和美教授 退職記念シンポジウムを開催しました
2013.12.20
12月14日、本学大講義室にて情報コミュニケーション学科凍田和美教授 退職記念シンポジウム「大分県の教育の情報化のあゆみとゆくえ」を開催しました。
午前は、特別支援学校教諭の藤井契氏をファシリテーターとする講演「自閉症支援の不易と流行-みなさん一緒にお話ししませんか?-」を開催、特別支援教育現場でのICT活用についての発表や、「教育現場の声」として実際に教育現場に立たれる教諭の方々の発表が行われました。
午後より今回のメインである記念シンポジウムを藤田文教授の総合司会のもと行いました。吉岡孝准教授による基調講演「芸術文化短期大学情報コミュニケーション学科の情報教育の進展」、今年度3月で本学を退職する凍田和美教授による基調講演「大分県の教育の情報化のあゆみ」、ハイパーネットワーク社会研究所副所長渡辺律子氏を司会とするシンポジウム「大分県の教育の情報化のあゆみとゆくえ」の3本柱の内容でした。
シンポジウムでは、大分県内で教育の情報化を進めてこられた岡田克文氏(大分県教育庁教育財務課情報化推進班主幹)、山香昭氏(大分県教育庁教育人事課企画・研究班主幹)、平川秀徳氏(日田市三和小学校教諭)、藤井契氏(大分大学教育福祉科学部附属特別支援学校教諭)、上野隆生氏(大分市教育委員会大分市情報学習センター所長)、以上の方々がシンポジストとして話題提供をして下さり、様々な方面から教育の情報化についてのお話を聞くことができました。
会場の定員が216席でしたが、席が埋まるほどたくさんの方が来られ、本学の情報化を先頭に立って進めてきた凍田教授をはじめとする講演者の方々のお話を聞いておられました。傾聴されていた方々には懐かしいといった内容も多く、改めて先生の偉大さに気付くこともできたのではないかと思います。
また、卒業生は1期生から現在のゼミ生である21期生まで幅広い「凍田ゼミ生」が集い、シンポジウムの最後には情報コミュニケーション学科学科長、洲雅明教授をはじめ、たくさんの花束が贈られるなど、凍田教授の人柄の良さが滲み出るシンポジウムとなりました。
シンポジウム終了後も、ハイパーネットワーク社会研究所の稲葉太郎氏、工藤賢氏によるデジタルものづくり基礎講座やシンポジストでもあった平川秀徳氏によるiPad活用講座、そして凍田先生との交流会と多数の催しが開かれ、卒業生、一般の方問わず充実した内容の1日でした。
人文系設立当初から本学を支えてくださった凍田先生がご退職されるのはとても淋しい限りですが、今後も多岐にわたる方面でますますご活躍されることと思います。
平成26年1月17日(金)には、凍田教授の最終講義を行います。是非こちらも、たくさんの方々にお越しいただきたいと思います。