第53回 定期演奏会を開催しました
2017.10.12
10月9日(月)、iichiko総合文化センターグランシアタにて第53回定期演奏会を開催しました。
今年のプログラムは声楽コースに焦点を当てたものとなっており、オーディションで選出された学生がソリストをつとめました。
演奏会はG.ヴェルディによる旧約聖書を題材にしたオペラ「ナブッコ」序曲で開演。引き続きG.ヴェルディの最高傑作とも呼ばれる「レクイエム」では、各パートのソリストたちが若々しい歌声を会場中に響かせました。
続いてA.ハチャトゥリアン作曲の組曲「仮面舞踏会」はしなやかな管弦楽器の音色が耳に心地よく、舞踏会の絢爛たる賑わいを思わせました。
プログラムの最後はR.シュトラウスによる交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」で締めくくられました。その名の通りいたずら風の不思議な音色が森口教授の指揮であちこちから導かれ、道化師「ティル・オイレンシュピーゲル」の伝説を壮大なオーケストラにより蘇らせました。
どのステージも大変すばらしく甲乙つけがたい熱演でしたが、「レクイエム」中の続唱「怒りの日」の有名な一節はひときわ圧巻で、オーケストラと合唱の圧倒的な演奏は「芸文短大ここにあり」と言わんばかりの迫力でした。
足をお運びいただいた方々に御礼を申し上げると共に、来年の第54回定期演奏会に向かって、さらに多くの方にご来場いただけるよう、よい音楽作りに向かって学生・教員ともども一層精進に励む所存ですので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。