音楽家 渡邊琢磨氏の特別講演を行いました
2017.06.13
6月9日(金)、音楽家の渡邊琢磨氏を講師にお招きし、「音楽、映画その他仕事について」をテーマに特別講演を行いました。
渡邊氏は宮城県仙台市出身の音楽家で、現在上映中の映画『美しい星』の音楽を手掛けています。
大講義室には大学内外から約70名の参加者が集まり、渡邊氏のピアノ演奏ではじまりました。
渡邊氏は音が映像に与える影響について、自身が手掛けた『美しい星』の音楽を実際に演奏しながら分析されました。
また、往年の名作映画『氷の微笑』や『近松物語』などの劇伴を取り上げ、映像になじみ、音を意識させない映画音楽のあり方を考察し、渡邊氏が映画音楽を手掛ける際に重要視するという「映像と音のバランスの安定」の解釈についても語っていただきました。
講演の最後に『美しい星』のラストシーンの音楽をライブバージョンで演奏していただきました。次第に日が落ちる大講義室での渡邊氏の演奏は耳に心地よく、参加者はそれぞれに演奏と情緒に浸っているようでした。
プロの音楽家によるピアノ演奏と講演を聴くことができる、またとない内容の特別講演となりました。