『未来を広げる新たな交流の道「海のシルクロード」シンポジウム』を開催します
2014.01.10
1月17日(金)、本学人文棟 大講義室にて『未来を広げる新たな交流の道「海のシルクロード」シンポジウム』を開催します。
“国際交流時代の幕開け”と言われて久しい昨今、多様な人種との交流や彩り豊かな歴史文化を有する「世界」への認識を拡げ、自らの行動に反映していくことが求められています。これからの国際交流を考え、行動に移すためには、これまでの歴史のなかで培ってきたものを改めて見つめ直し、発展させることが必要になります。
ここ大分県は、国際貿易都市として南蛮文化を取り入れながら反映した、豊後府内の歴史文化が色濃く残されています。巨視的に見ると、この南蛮文化の伝来は、東シナ海から中国沿岸、マラッカ海峡(東南アジア)、そして、インド洋から喜望峰(南アフリカ共和国)を経て、大西洋沿岸に位置する南欧州へとつながる地球規模にわたる海の交易路によってもたらされたことが分かります。大航海時代には、陶磁器や胡椒、お茶などの経済物資が運ばれたこの交易路は、二千年以上にわたる交易の歴史を持ち、その長い歴史の中で、多様な民族と多様な言語の交流が育まれました。かつて、東西のいくつもの都市を結んでいたこの交易路は「海のシルクロード」と呼ばれています。
本シンポジウムでは、この「海のシルクロード」という長い歴史によってつくられた交流の道を見つめ直し、これを未来に活用するための「道しるべ」となる考え方を導き出そうとする試みです。本学学生のみならず、一般の方でも自由に聴講し、議論に参加することが出来る内容となっております。
入場は無料です。ぜひ、多くの方々のご来場をお待ちしています。
※画像をクリックすると、PDF (545.8KB)でご覧いただけます。
- 日 時:1月17日(金)18:00〜19:30(開場17:50)
- 場 所:本学人文棟 大講義室
- 入場料:無料 ※事前申込は不要です(満室になり次第、締切り)
- 基調講演:「海のシルクロード 交易、旅、そして変遷」
横尾堅示(株式会社NHKエンタープライズ・アニメ事業特別主幹) - パネリスト:横尾堅示、市川和夫(一般財団法人アジア太平洋観光交流センター・国際部長)、疇谷憲洋(本学国際総合学科准教授・文化交流史)
- モデレーター:宮野幸岳(本学国際総合学科講師・観光学)
TEL:097-545-0542
開催日/1月17日(金)
- 時間
- 18:00~19:30
- 開催場所
- 本学人文棟 大講義室
- お問い合せ
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国際総合学科講師 宮野、広報室 福元
TEL:097-545-0542
- カテゴリ
- 公開講座